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「FX取引会社、突然の倒産」という事件がありました。2007年のエフエックス札幌という業者の倒産騒ぎです。債務超過による倒産でしたが、FXの会社選びはその特典だけではなく、信用性までもきちんと見極めなくてはいけません。
FX札幌取引所、倒産!
「FX札幌取引所、倒産!」のニュースが駆け巡ったのは、2007年10月のことでした。FX札幌取引所のトレーダー向けに、「債務超過のため倒産」を意味するメールが一斉に配信されました。メールの本文では、現在会社が債務超過であること、債務解消の目処が立っていないこと、ポジションを強制的に決済させること、口座からの出金もできない旨が書かれていたそうです。自己資本率が高く、口座数も順調に伸ばしていた取引所だっただけに、この一報はトレーダーたちにとっては、まさに“寝耳に水”の状態だったと言ったところでした。ポンドのレートが上がってきていたことや、400倍とも言われる高スワップ金利などで人気を集め続けていた札幌取引所が倒産したということは、投資家たちにとっては驚愕のニュースだったのです。地方のFX取引所でありながら口座数は800を超え、預かっていた証拠金は25億円と言いますから、相当な額の被害が出たことでしょう。
では何故、FX札幌取引所はこのような事態に陥ってしまったのでしょうか。
FX札幌取引所に、倒産の兆候はなかったのか?
FX札幌取引所に倒産の兆候はなかったのでしょうか。話によると、社長と専務は夫婦であり、いわゆるワンマン経営を行っていたようです。トレーディングに関しては決して知識も経験も豊かではなかった、と言われる社長が、証拠金として集めた投資家からのお金を使ってトレーディングをすすめていたところ、取引がうまくいかなくなり、その結果、債務も超過していったということです。金融庁に提出しなければならない書類も粉飾決算を行っていたようで、あたかも詐欺と思われるような経営状態であった、と言われています。通常ならば、インターバンク取引に参加している金融機関にお客様から預かったお金を預託しているため、直接的な被害にはなりにくいのです。
FX札幌取引所の倒産から学ぶこと
FX会社は、現在“乱立”といわれるほど存在すると言われており、各社とも「手数料減額」や「特典」を用意することによって、顧客確保にしのぎを削っている状態です。ですから、経営状態の良くない会社などは自然淘汰される仕組みになっていると言っても良いでしょう。ただし、その自然淘汰、つまりFX会社の倒産などが投資家の身に被害を及ぼさないように、通常FX会社は、預かった証拠金について会社の資産とは別の銀行に預け入れをする体制をとっています。また、他社からの買収などによって統合されることにもなるので、直接、投資家が被害を被ることは珍しいことだと言えます。そういった点から考えても、札幌の事件は非常に悪質であったといわざるを得ません。私たちは、自らのリスク管理の観点から考えても、そういったところにまで注意深く目を向けてFX会社を選ばなければいけないのです。
